”実質値下げ“…NBA楽天がプラン値上げを発表も最短3分で980円に値下げ手続き可能
NBA楽天は19日、10/20よりプランの価格を改定する発表した。現行の中核プラン「LEAGUE PASS」は、2970円から4500円/月に値上げされる。月額990円の廉価プラン「BASIC PASS」は廃止され、新LEAGUE PASSへの加入が必要になる。
改定前 | 改定後 | |
LEAGUE PASS(月額) | ¥2,970 | ¥4,500 |
LEAGUE PASS(シーズン) | ¥13,200 | 廃止 |
BASIC PASS | ¥990 | 廃止 |
NBA BASIC PASS for 楽天モバイル | 無償 | NBA LEAGUE PASS for 楽天モバイル |
シーズン通して視聴可能だったLEAGUE PASS(シーズン)は廃止され、LEAGUE PASS(月額)への再加入が必要になる。いずれのプランも9/20以降、新規・更新ともに契約が不可能になる(ただし契約満了を迎えても、新プランを導入する10/20まで視聴可能)。
今回の目玉は「NBA LEAGUE PASS for 楽天モバイル」の導入だ。楽天モバイルの「Rakuten 最強プラン」を契約しているユーザーは、月額4,500円のLEAGUE PASSと同様の機能が使えるようになる。今まで提供していたBASIC PASS for 楽天モバイルから実質アップデートされた形。
今回の改定では「年パスの廃止」「値上げ」などのワードが先走っているが、楽天モバイルを契約すれば990円で使用可能になる。
これを多くのユーザーは「キャリアの乗り換えが面倒くさい」などと感じるかもしれないが、現在多くのスマホには「デュアルSIM」と呼ばれる機能が搭載しているため、携帯回線を複数併用することができる。現在の回線を維持したまま新規契約が可能だ。
例えばDocomoをSIMカード形態で契約しているユーザーは、NBA楽天と同じ楽天IDで「楽天最強プラン(データのみ)」のeSIMを契約することで、新しい電話番号が取得せず楽天市場から最短3分で注文できる。本人確認は必要ない。
eSIMとは、従来のカード型のSIMカードをデータとしてスマホ自体に埋め込むもの。アプリなどで簡単な手続きを終わらせることが可能。
完了メールが来たらあとは簡単だ。メイン回線をDocomoに設定して、楽天をサブ回線にする。それだけで「NBA LEAGUE PASS for 楽天モバイル」を990円で利用できる。
ただし、誤ってメイン回線を楽天にしてしまうとDocomoに払いつつ、多額の料金を楽天に取られてしまうためそこは注意が必要だ。
また、データのみプランは楽天カードを所有している場合のみ申し込める。新規発行が可能な場合は発行すればそれで済むが、難しい場合は通常プランでの契約になる。その場合、本人確認が必要なため手順はやや煩雑になるが、4,500円が980円で契約できることを考えればメリットの方が大きいだろう。
都市部かつ高層階に行くことがないのであれば、楽天モバイルへ切り替えることも選択肢に入る。既存のキャリア契約を破棄することでより節約につながる。
ただ大分マシにはなったものの、まだ楽天は繋がりにくさを感じるので人が少ない地域や高層階に居住している人にはお勧めできない。MNPなど煩雑な手続きも増える。
ポイントをまとめると以下のようになる。
NBA楽天は基本価格4500円に統一されるが、楽天モバイルを契約することで値下げすることが可能。
楽天モバイルを新規契約すれば実質990円で契約可能。手順は以下の通り。
- 楽天モバイルホームページへ
- プラン・製品からRakuten最強プラン(データタイプ)を選択
- NBA楽天と同じ楽天IDで購入
- 10/20より自動でNBA楽天が使用可能になる