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米司法省、Appleを独禁法違反で提訴

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【米国総合 = シリコンバレー(IT)】米司法省は現地時間21日、スマートフォン設計販売・ソフトウェアのAppleを反トラスト法(独占禁止法)に違反した疑いで提訴した。iPhoneなどにおける寡占的な地位を乱用し、公正な競争を阻害したとしている。

Appleのロゴ(欧州総局 = フランス、17日)

司法省は、ニュージャージー州の連邦地方裁判所に訴状を提出。アプリストアへの展開に課す高額な手数料や、対話アプリ・決済サービスで競合他社を排除する行為などを問題視した。

メリック・ガーランド司法長官は、「アップルをこのまま放置すれば、独占はさらに強まる。司法省は価格の上昇と選択肢の減少から消費者を守る」と強調。一方、アップルは「この訴訟は事実と法律の両面で間違っている」とコメントし、強く対抗する姿勢を示した。

今回の訴訟で、Google、Meta(旧フェイスブック)、Amazonに続き、米国の主要IT企業がバイデン政権下で全て反トラスト法違反の疑いで提訴されることになる。司法省は、アップルによる市場支配力の乱用について、5つの分野で具体的に指摘。今後の裁判の行方が注目される。

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