任天堂、今期純利益7%増 Switch2販売台数1500万台
namiten
【東京本局 = 東証】(プライム、コード7974、連結)任天堂は8日、26年3月期(今期)の連結純利益が、前期比7%増の3000億円になりそうだと発表した。QUICKコンセンサス(16社)の3674億を18%下回るが、市場予想の最低2180億円は上回った。
6月5日に発売を予定する新型ゲーム機「Switch2」の販売台数は今期1500万台を見込み、初代Switchの発売年度1505万台を若干下回る。事前の市場予想1450万~1500万台の上限に留まった。旧型機種の初代Switchは450万台を計画し、両機種合わせて1950万台となる。前期は初代Switchのみで1050万台だった。
売上高は同63%増の1兆9000億円、営業利益は同13%増の3200億円になる見通しだ。それぞれ、市場予想を6%、25%下回る。
また、今期の年間配当を129円とする方針を取締役会で決議した。従来は未定だった。年129円とし、前期の実績120円を9円上回る。なお、中間、期末の個別金額は未定とした。きょう終値をもとに算出した年間配当利回りは1.0%となる。
同日発表した25年3月期(前期)の連結純利益は、前の期比43%減の2788億円だった。主力ソフトの販売不振により、利益を下押しした。市場予想を2%上回った。売上高は同30%減の1兆1649億円、営業利益は同46%減の2825億円だった。
25年3月期 | 市場予想 | 会社計画 | |
売上高 | 1兆1649億円 | 2兆0413億円 | 1兆9000億円 |
前期比 | -30.3% | +75.2% | +63.1% |
営業利益 | 2825億円 | 4307億円 | 3200億円 |
前期比 | -46.6% | +52.4% | +13.3% |
純利益 | 2788億円 | 3674億円 | 3000億円 |
前期比 | -43.2% | +31.7% | +7.6% |

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