IRジャパンHDがストップ安 インサイダー疑いで強制調査
namiten
【東京本局 = 東証】(プライム、コード6035、11時)M&A助言のアイ・アールジャパン(IRジャパン)ホールディングス(HD)が、気配値を制限値幅の下限(ストップ安)水準の前日比150円安の745円に切り下げ、同水準で売り気配となっている。証券取引等監視委員会が22日、子会社を金融商品取引法違反(インサイダー取引)容疑で強制調査したと23日付の日本経済新聞朝刊が報じ、売り注文が殺到している。
監視委によると、グループ社員が顧客企業の未公表情報を知人に漏らし、不正な株取引に関与した疑いがある。同社では23年にも元副社長が同様の違反で有罪判決を受けており、コンプライアンス体制への不安から売りが続いている。4月初旬から同社株は急速に戻りを試しており、利益確定売りを目的とした売りにもさらされている。

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