ファナックの今期、純利益3%減 市場予想下回る
namiten
【東京本局 = 東証】(プライム、コード6954、連結)ファナックは25日、26年3月期(今期)の連結純利益が前期比3%減の1430億円になりそうだと発表した。QUICKコンセンサス(12社)の1498億円を下回り、2期ぶりの減益に転落する。中国大陸でEV関連製品が好調に推移し、日欧の不振を補った。売上高は同1%増の8070億円、営業利益は横ばいの1595億円を見込む。売上高は市場予想を上回るが、営業利益は下回る。
同日発表した25年4〜9月期の会社計画は、営業利益が前年同期比7%増の815億円になる見通し。市場予想の790億円を上回る。配当は未定とした。前年は年94円39銭配だった。業績予想は、日米政府間で合意した相互関税15%を前提にしているという。
あわせて発表した25年4〜6月期の連結決算は、営業利益が前年同期比28%増の424億円だった。市場予想の391億円を上回った。売上高は横ばいの1963億円、純利益は同31%増の378億円だった。売上高は市場予想を下回ったが、純利益は上回った。

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