エニーカラーの今期、税引き利益26%増に上方修正 イベント好調
namiten
【東京本局 = 東証】(プライム、コード5032、単独)エニーカラーは10日、26年4月期(今期)の税引き利益が中央値で前期比26%増の145億円になりそうだと発表した。従来予想の135億円から10億円ほど上方修正し、QUICKコンセンサス(7社)の138億円も上回る。中央値ベースでは市場予想の上限(145億円)に一致したほか、レンジ予想の上限(149億円)は市場予想を大きく上回る。売上高は同18%増の510億円、営業利益は同29%増の210億円になる見通し。なお、いずれも中央値。イベントやグッズ販売が好調に推移した。ライブ後のグッズ販促が想定を上回った。
同日発表した25年4〜7月期の単独決算は、営業利益が前年同期比2.5倍の70億円だった。市場予想の55億円を大きく上回ったほか、この期間としては2期ぶりに過去最高益を更新した。売上高は同2.1倍の157億円、税引き利益は同2.5倍の48億円だった。いずれも市場予想を上回った。
あわせて、25年8〜10月期の単独営業利益が前年同期比5%増の42億円になりそうだと発表した。市場予想の43億円は下回るが、5〜7月期の実績をもとに推計した5〜10月期の中間計画は同6割増の112億円と、市場予想の98億円を上回る。税引き利益は同5%増の29億円になる見通しで、市場予想の27億円を上回る。
配当予想は据え置き、今期は中間35円配・年70円配を見込む。
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