UNEXT、定額制音楽配信に参入 スポーツ賭博も
namiten
【東京本局 = 東証】(プライム、コード9418、18時30分)UーNEXTホールディングス(HD)は14日、26年8月期(今期)の連結純利益が前期比微増の185億円になりそうだと発表した。6期連続で最高益を更新するが、QUICKコンセンサス(7社)の187億円を下回る。売上高は同8%増の4240億円、営業利益は同6%増の335億円になる見通し。売上高は市場予想をわずかに上回ったが、営業利益は下回った。自動精算機の入れ替え需要が剥落し、売上高を42億円下押しする。U-NEXTの加入者数は同21万人伸びて515万人前後になる見込みだ。
あわせて、30年8月期を最終年度とする中期経営計画を発表し、売上高を6000〜6450億円、営業利益を450〜515億円とする目標を開示した。営業利益率は足元の8%台前半から7%台後半へと押し下げられる見通し。純利益は245〜285億円を目指す。いずれの項目でも年平均で一桁台後半の成長を見込む。配当性向は20〜30%と、現状から5〜15ポイント伸ばす。当サイトの試算では年30〜40円配前後となる。今期の年17円配からは13〜23円の増配となる。U-NEXTの加入者数は630万人超にしたい考え。
中計では、コンテンツ配信事業で「音楽サブスクの追加」や「公営競技やスポーツ賭博への参入」を明記した。加入者数の増加が緩やかになることが見込まれるもとで、新規機能を追加し、課金額を伸ばしていきたい考えだ。
同日発表した25年8月期の連結決算は、純利益が前の期比19%増の183億円だった。売上高は同19%増の3904億円、営業利益は同8%増の315億円だった。いずれも市場予想を上回った。

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