セガサミHD、今期純利益16%減 市場予想下回る
namiten
【東京本局 = 東証】(プライム、コード6460、連結)セガサミーホールディングス(HD)は12日、26年3月期(今期)の連結純利益が前期比16%減の375億円になりそうだと発表した。QUICKコンセンサス(10社)の459億円を大きく下回り、予想レンジ下限の399億円(東海東京)も下回った。
売上高は同10%増の4750億円、営業利益は同10%増の530億円になる見通しだ。売上高は市場予想を2%上回ったが、営業利益は市場予想を12%下回った。市場予想の下限もわずかながら下回った。米関税の影響は現時点で「軽微」だという。
あわせて、今期の年間配当を55円とする方針を取締役会で決議した。従来はDOE3%以上を掲げつつ未定だった。中間27円、期末28円の年55円配とし、25年3月期(前期)の52円配を3円上回る。きょう基準値をもとに算出した年間配当利回りは1.9%となる。
また、発行済み株式数(自己株式除く)の600万株、金額にして120億円の自社株買いの実施を決議した。取得期間は5月13日〜12月31日。発行済みの8.3%にあたる2000万株の自己株式の償却を23日に予定する。
前期の連結決算は、純利益が前の期比36%増の451億円だった。遊戯期事業が減収減益となり、業績を押し下げた。キャラクターのライセンス収入は一定の支えになった。売上高は同8%減の4289億円、営業利益は同16%減の481億円だった。
25年3月期 | 市場予想 | 会社計画 | |
売上高 | 4289億円 | 4635億円 | 4750億円 |
前期比/予想比 | -8.5% | +8.0% | +2.5% |
営業利益 | 481億円 | 605億円 | 530億円 |
前期比/予想比 | -16.8% | +25.9% | -12.5% |
純利益 | 451億円 | 459億円 | 375億円 |
前期比/予想比 | +36.3% | +2.0% | -18.4% |

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