良品計画、3期連続最高益へ 純利益4%増、市場予想は下回る
namiten
【東京本局=東証】(プライム、コード7453、連結)良品計画は10日、26年8月期(今期)の連結純利益が前期比4%増の530億円になりそうだと発表した。3期連続で最高益となる。市場予想の平均であるQUICKコンセンサス(12社)の565億円は6%下回る。売上高は同9%増の8600億円、本業のもうけを示す営業利益は同7%増の790億円になる見通しだ。売上高は市場予想比トントン、営業利益は4%下回った。
また、今期の年間配当を28円とする方針を取締役会で決議した。中間14円配・年28円配とし、前期実績(分割考慮で年25円配)を3円上回り、増配となる。きょうの終値をもとに算出した年間配当利回り(YLD)は1%となる。
通期の想定為替レートは1ドル=146円36銭と、足元(153円台)より円高方向に設定した。9月の平均為替レートは148円だった。中国大陸では、1元=20円40銭と、足元(21円台)より円高方向に設定した。
あわせて、28年8月期を最終年度とする中期経営計画を公表した。売上高1兆800億円、営業利益1080億円を目指し、営業利益率を足元の9%台から10%台に高める。同期の市場予想である売上高1兆36億円、営業利益1048億円を上回る。
同日発表した25年8月期(前期)の連結決算は、純利益が前の期比22%増の508億円だった。市場予想の487億円を上回った。売上高は同18%増の7846億円、営業利益は同31%増の738億円だった。売上高は市場予想比トントン、営業利益は2%上回った。
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