Xの新機能「収益化」の展開が開始。月850万円以上のユーザーも。
〈13:56更新〉〈14:22更新〉〈25:00修正〉
当該記事に関して、誤った部分があり、誤報となりました。撤回し、お詫び申し上げます。誤った経緯を「お知らせ」ページに掲載しています。
Xは日本時間7日から8日にかけて、「Ad Sharing」の新たな支払いを開始した。マスク氏は先日、「想像以上に申請者が多いため、収益プログラムをまだ開始できない。少し待っていて欲しい」と投稿していた。
これは、
- 月500万以上のインプレッション(表示回数)を3ヶ月間保っている
- 500人以上のフォロワー
- X Premium(旧Twitter Blue)の登録者
の条件を保っているユーザーが申請制で登録できる収益化プログラム。先月から一部のユーザーで展開されており、収益レベルは若干の誤差があるものの、1,500-60,000$(21万-859万円)であることが判明している。X専門の米メディア「X News Daily」のアンケート調査によると、先月支払いを受けたユーザーは今月、平均2倍以上、最大で5倍の収益を稼げているとのこと。マスク氏は先週、第二回の収益レベルが最大2倍になると報告しており、有言実行したと言えそうだ。
これはプロフィールページに表示される広告に関しても収益化の対象に加わったことが影響していると見られる。
日本ユーザーもすでに推定収益が表示されているユーザーがいるものの、注意すべき点は2月から7月までの収益が合計されている可能性があること。今回の支払いは5ヶ月分であり、1ヶ月分ではないことから、来月から大幅に収益が減退する可能性が高い。
また、収益レベルは「インプレッションには左右されず、X Premium登録者に表示された広告の数によって決まる」ことにも注意が必要だ。インプレッションを増やせば収益が増えるとも限らない。
さらに、現在は対象ユーザーが少ないため収益が過大計算されている可能性もある。先月から5倍以上収益を得ているユーザーは注意が必要だ。X社員は「計算方法やバグについては現在改善に着手している」と投稿している。対象ユーザーが増加したり、適正な方法での計算方法へ変更された場合は、大きく収益が減退する可能性も捨てきれない。
懸念点もある。先日当サイトでも報じた通り、NSFWコンテンツ(アダルトコンテンツ)を投稿するユーザーが収益審査に通らなかったという事例もある。詳しくは記事をご覧いただきたいのだが、アダルトコンテンツに広告を表示したくないという広告主側の思惑があるとみられる。