X、児童ポルノに関する豪州の罰金を拒否 総額5900万円
namiten
【東京総合 = テクノロジー、欧米総合 = ロンドン】Xがオーストラリアの規制当局から課されられていた、児童ポルノの規制に対する罰金について、期日に設定された先月末日を過ぎても支払っていなかったことが、AFP通信などの取材で分かった。
オーストラリアのジュリー・インマン・グラント電子安全委員は先月、X側が児童の性的なイラストや動画の規制に関する文書に回答しなかったとして、X Corp.などの関連企業に計610,500豪ドル(約5900万円)の罰金を科した。
X側には10月末までに罰金を支払うか、支払期日の延長を求めるか、罰金の取り下げを要求する権限が与えられ、同社は延長を要求していた。しかし、その期限は先週の金曜日までに切れており支払いの滞納を続けている。
豪規制当局の広報担当者はAFP通信に対し、「Twitter/Xは決められた期間内に侵害通知を支払っておらず、さらなる追加措置を検討している」と述べた。
「Twitter/Xは、児童の性的搾取への取り組みが会社の最優先事項であると公言していますが、口先だけでは済まされない」とも語った。
マスク氏は買収以来、Xの全世界の従業員の80%以上を削減している。
その影響で、Xにおける児童ポルノの取り締まりは、買収後の3ヵ月間で90%から75%に低下した。
一方で、当サイトでも8月付で伝えたとおり、アダルトコンテンツに対するXの規制は強化の一途を辿っている。
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