日経平均、一時4万円超え 企業業績上振れ期待、値がさ株上昇 振り返りフォーマット
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日経平均、4万円突破 企業業績上振れ期待、値がさ株上昇

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【東京総合 = 株式】週明けの東京株式市場で日経平均株価は4日、続伸し、前営業日比198円41銭(0.50%)高の4万0109円23銭で今日の取引を終えた。値がさ株を中心に上昇し、日経平均株価は算出を開始した1949年以来、初めて4万円台に乗せた。円安や企業統治の改善などに期待した海外勢の資金流入が途切れず、業績も上振れたことを追い風に日経平均株価は一方的な上値追いを続けている。年初からの上げ幅は一時、7000円(20.9%、1月4日)を超えた。

史上初めて4万円の大台に乗せた日経平均株価(225種)。前営業日日で316円01銭(0.79%)高い4万0226円83銭で2024年3月4日午前の取引を終えた。

金曜日の米株式市場でハイテク株が上昇したことを受けて、東京市場でも値がさ株を中心に買いが先行した。寄り付きは4万0201円で、史上初めての4万円に乗せた。半導体関連銘柄のアドバンテスト(△3%)や東京エレクトロン(△2%)への買いが途切れず、日経平均株価は押し上げられた。上げ幅は一時400円を超えた。

他方、値上がり株はプライム市場の3割にとどまった。トヨタ(▲0.8%)や三菱UFJ(▲0.2%)などの時価総額上位銘柄が軟調で、大型株の影響を受けやすいTOPIXは小幅に反落した。大引けは3.14 (0.12%)安い2,706.28ポイントだった。

日経平均も、午後に入ると利益確定売りに押され、4万円割れまで1円余りに迫る場面があった。
市場では「短期、中期的に目指す壁がなくなった。ここからは上にも下にもジェットコースターのような動きになるだろう」との声があった。一方、「4万円を見ていた投資家が利益確定売りに動いている。一方的な上昇はここで終わるが、今後は揉み合いが続き平行線をたどる」との見方もあった。

日経平均の急速な上昇には過熱感もある。日経平均とTOPIXで求められるNT倍率は2021年以来の水準に切り上がった。TOPIXは最高値の2884ポイントをまだ抜けることができていない。最近では動きが連動することの多いNASDAQ総合指数と比べても日経平均の上げ幅が突出して高い。年初から7000円以上あげていることもあり、調整が必要との声も多い。

円は15時ちょうど現在、やや上げ幅を縮め、前営業日と比較して0.2円(0.1%)円高ドル安の1ドルあたり150円30-32銭で取引されている。

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