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日経平均、大幅反落 下げ幅一時3%、輸出・半導体関連が押し下げ

namiten

【東京総合 = 株式】東京株式市場で日経平均株価は11日、大幅に反落し、前営業日比で868円45銭(2.19%)安い、3万8820円49銭で今日の取引を終えた。下げ幅は今年最大だった。14時時点の東証プライムの値下がり比率は91%で、全面安となった。値上がりは125銘柄、値下がりは1513銘柄、変わらずが16。一時3%(1190円)を超えて下落した。ただ、取引終了にかけては押し目買いが入り、下げ幅を縮小した。

米指数先物が軟調に推移しているほか、朝方にはGDPが上方修正されプラス転換したと伝えられた。日銀が来週にも開く金融政策決定会合で、マイナス金利を解除するとの見方が一層強まり、円高ドル安が加速した。

8日の米株式市場で、このところ日経平均と連動してきたNVIDIAが5%の大幅安で終えたことが株価の重しとなった。米の主要な半導体関連株で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は4%安で引けている。

これを受け、日経平均の寄与度が高い東エレク(▲3.1%)やSBG(▲6.0%)、アドテスト(▲4.7%)、信越化(▲2.8%)、レザーテク(▲2.4%)、TDK(▲3.0%)など半導体関連が軒並み下落した。円が足元で146円台と、円高ドル安方向に振れていることを受け、トヨタ(▲3.1%)やファストリ(▲1.2%)、キャノン(▲4.2%)などの輸出関連株も下げた。このところ高かった銀行関連も下げており、業種別ではパルプ・紙が逆行高となった。

TOPIXは一時3%を超える大幅反落となった。59.97(2.2%)安い2,666.83ポイントだった。

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