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日経平均、上げ幅一時600円超 長期金利上昇は重荷

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namiten.jp〈東証〉

【東京総合 = 株式】東京株式市場で日経平均株価は週明けの20日、寄り付きが小安く始まると急速に切り返し、一時600円を超えて反発した。もっとも、長期金利が一時0.975%と11年ぶりの高水準まで上昇したことは重荷で、終値は282円高だった。

東証プライムの8割が上昇したほか、業種別では33業種中32業種が上昇する全面高の展開だった。ファストリ(△1.9%)や自社株買いを発表した信越化(△5.2%)など値がさ株に買いが向かった。米ハイテク株安で朝は安かった半導体関連の東エレク(△1.1%)、アドバンテスト(△0.8%)も上昇に転じた。20日の日経平均株価は282円30銭(0.73%)高い3万9069円68銭で今日の取引を終えた。4月15日以来、心理的節目である3万9000円台を約1ヶ月ぶりに回復した。

前週末にはニューヨーク市場でダウ平均株価が史上初の4万ドル台に乗せており、強気の海外勢の資金が日本市場に流入しているとの見方があった。投資家の損益分岐点が集中していた3万8000円台後半を抜けたことで、先物勢の買いも強まっている。最も、NASDAQやフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は安く引けており、一部のハイテク株は弱含んでいる。

TOPIXは続伸。前週末比で22.42(0.82%)高い2,768.04で取引を終えた。

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