IGポート、24年6〜8月期の純利益31%減 版権事業大幅増も人件費高騰響く
namiten
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【米国本局 = テクノロジー】Appleは、今秋にも発売するiPhone 16シリーズについて、出荷目標を9000万台以上に設定する方針を固めた。前年に発売したiPhone 15シリーズの8100万台と比較して10%増やす。新たに搭載するAI機能「Apple Intelligence」で買い替えを促す。
今年6月に開催された開発者会議WWDC24で、同社は次期OS「iOS 18」に搭載される「Apple Intelligence」を発表した。iPhoneやMacなどのデバイスに、同社が設計したAI機能を組み込み、利用者の作業を支援する機能だ。音声アシスタント「Siri」の対話力向上、メールの優先度判定、執筆支援ツール、画像生成機能「Image Playground」、写真アプリの検索精度向上などが含まれる。
GoogleやSamsungなどの競合他社がAI機能に力を入れる中、Appleは関連機能の投入が出遅れていた。そこでAppleは、端末内の個人データをプライバシーに配慮しつつ機能を提供することをアピール。OpenAIの「ChatGPT」とも連携し、高度な対話や創作支援を実現する。
iPhone 16シリーズには、Apple Intelligenceを活用した新機能を多数搭載する。具体的な発表日程は今後調整するが、AIを活用した高度なカメラ機能や、より最適化されたUXの提供などが予想される。スマホ市場全体で販売台数の鈍化が表面化する中、これらの新機能で買い替えが促進されると踏み、10%増の強気設定に繋がった。
ただ、高額な価格設定や、競合他社との競争など課題は山積みだ。AppleのAI戦略とiPhone 16の売れ行きによっては、今後の成長見通しに影響を与える。