楽天G、24年1-9月期赤字縮小 最終損失1503億円
namiten
【東京本局 = 東証】(プライム、コード4755、連結)楽天グループが13日発表した2024年1-9月期の連結純損失は1503億円と、前年同期(2084億円の赤字)から27.9%改善した。市場予想(QUICKコンセンサス)の504億円の赤字を大きく下回った。
売上高は1兆6176億円(前年同期比8.5%増)、営業損失は510億円(同1795億円の赤字)と71.6%改善した。第3四半期(7-9月期)単独では営業利益が5億円とプラスに転じ、2020年第2四半期以来17四半期ぶりに黒字転換した。純損益は743億円の赤字となり、市場予想の166億円の黒字を大幅に下回った。通期の業績予想は引き続き非開示とした。
インターネットサービス事業は売上高9041億円(前年同期比4.3%増)、セグメント利益474億円(同31.0%増)と増収増益。フィンテック事業では6月に楽天カードの累計発行枚数が3100万枚を突破し、ショッピング取扱高が伸長した。携帯電話事業では契約回線数が800万回線に迫る中、第3四半期の通信料収入が着実に増加。今後はマーケティング強化で一段の顧客基盤拡大を目指す。
11月10日現在の楽天モバイル契約数は812万回線(前年同期比290万回線のプラス)、ARPUは2039円だった。前年同期の2046円から7円(0.3%)下落した。
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