トヨタ、今期純利益34%減 販売台数見通しは1120万台
namiten
【東京本局 = 東証】(プライム、コード7203、連結)トヨタは8日、26年3月期(今期)の連結純利益が前期比34%減の3兆1000億円になりそうだと発表した。QUICKコンセンサス(19社)の4兆1452億円を25%下回るが、市場予想の最低1兆9716億円(CLSA証)は上回った。決算を受けてトヨタは荒い値動きとなっている。
今期の想定為替レートは145円前後を計画する。前期実績の153円前後から8円程度円高を見込む。今期のグループ全体の販売台数は前期比18万台増の1120万台を見込む。
売上高は同1%増の48兆5000億円、営業利益は同20%減の3兆8000億円になる見通しだ。QUICKコンセンサス(19社)の4兆8824億円を22%下回るが、最低3兆1608億円(CLSA証)は上回った。
また、今期の年間配当を95円とする方針を取締役会で決議した。従来は未定だった。中間45円と期末50円とし、前期の実績を5円上回る。きょう基準値(前日終値)をもとに算出した年間配当利回りは3.5%となる。
同日発表した前期の連結決算は、純利益が前期比3%減の4兆7650億円だった。市場予想の4兆6303億円を2%上回った。売上高は同6%増の48兆36億円、営業利益は同10%減の4兆7955億円だった。それぞれ市場予想と同等だった。
25年3月期 | 市場予想 | 会社計画 | |
売上高 | 48兆0036億円 | 49兆0515億円 | 48兆5000億円 |
前期比 | +6.5% | +2.1% | +0.9% |
営業利益 | 4兆7955億円 | 4兆8824億円 | 3兆8000億円 |
前期比 | +% | +1.8% | -20.8% |
純利益 | 4兆7650億円 | 4兆1452億円 | 3兆1000億円 |
前期比 | +% | -13.0% | -34.9% |

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