PRTIMEがストップ高買い気配 通期業績「修正予定」で買い集まる
namiten
【東京本局 = 東証】(プライム、コード3922、前引け)プレスリリース配信を手がけるPR TIMESが買い気配となっている。気配値を制限値幅の上限(ストップ高水準)にあたる前週末比504円(17.7%)高の3340円に切り上げ、現時点で売買が成立していない。12日、25年3〜8月期の中間決算が前年同期比99.4%増の12億円になったようだと発表した。従来予想から3割上振れ、いちよし経済研究所のアナリスト予想である68%増の10億円を上回る。堅調な業績を好感した買いが入った。売上高は20%増の46億円、営業利益は97%増の18億円になったもよう。いずれも市場予想を上回った。

前期比でプレスリリースの公開件数が2割増となり、計画を上回った。定額課金型の契約数が前年同期比で4%伸びた。AIを活用した新サービスの契約が大口顧客を中心に進んだ。
PRTIMEが23年に子会社化したグルコース(東京・港)やSNSマーケティングのNAVICUS(東京・千代田)の旺盛な受注を背景に、利益が拡大した。
同日、26年2月期(今期)の連結決算が、今期を最終年度とする中期経営計画で掲げた営業利益35億円を達成しそうだと発表した。3期連続の最高益予想を上乗せする。3〜8月期の決算発表と同時に通期計画を修正する予定だという。従来計画では営業利益が前期比67%増の31億円になる見通しだった。市場予想は32億円だった。35億円以上に計画を上方修正した場合、営業利益は少なくとも前期比86%増となる。
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