NexTone、ストップ高気配まで買われる 今期純利益7割増、初配も

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【東京本局 = 東証】(グロース、コード7094、13時30分)NexToneは13日、26年3月期(今期)の連結純利益が前期比73%増の12億円になりそうだと発表した。QUICKコンセンサス(1社、いちよし証券)の10億円も上回り、前期に続き2期連続で過去最高益を更新する。売上高は同18%増の230億円、営業利益は同79%増の18億円になる見通しだ。売上高は市場予想をわずかに下回るが、営業利益は上回った。

レコチョクで新サービスの展開を予定するなどして非中核事業の赤字が縮小し、営業利益率を2.6%拡大する。著作権管理、DD事業はそれぞれ3割近い増収となる。今期の著作権管理楽曲数は前期比14%増の79万曲、原盤数は同21%増の178万曲になる。音楽配信では法人契約を取り付けて安定的な収益の柱を目指す。

あわせて、今期の年間配当を20円とする方針を取締役会で決議した。従来は未定だった。配当実施は20年3月の上場来初めて。当面の間は中間10円、期末10円の年20円配とする方針も示した。今期に限り、中間無配・年20円配とする。

あわせて公表した28年3月期を最終年度とする中期経営計画では、引き続き27年3月期(来期)にプライム上場を目指すと明記した。最終年度の営業利益は前期比2.6倍の27億円を計画する。営業利益率は9.1%まで拡大する。

なお同社の流動株比率は推定52%、前日までの3ヶ月平均株価(1187円)もとに算出した流動時価総額は概算で62億円となっている。プライム上場基準の流動株比率35%、流動時価総額100億円の達成には1900円前後まで株価を引き上げる必要がある。

決算を受けてNexToneには買い注文が集まり、前日比300円高い制限値幅の上限(ストップ高水準)に気配値を切り上げて現時点で売買が成立していない。14時01分現在は買い注文67万株、売り注文は4万株と、買い注文が売り注文を大幅に上回っている。

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