IGポート、後場一段高 東海東京イが目標株価上げ
namiten
【東京本局 = 東証】(スタンダード、3791、14時15分)アニメ制作のIGポートが8日午後の東京市場で一段高となり、一時は前日比で101円(5.0%)高い2105円まで上昇し、2日以来の高値をつける場面がある。東海東京イは7日、同社の目標株価を従来から220円高い3070円に引き上げた。投資判断は3段階で最上位となる「アウトパフォーム」を据え置く。担当アナリストは「今後、有力作品の続編展開で版権収入の増加が見込まれる」と指摘。海外事業者が独占配信する「THE ONE PIECE」など高粗利の作品を多数抱えていることも好評価した。
あわせて、26年5月期(今期)の連結決算予想を更新した。純利益は従来から3000万円引き下げ、17億3000万円になりそうだと発表した。QUICKコンセンサス(6日時点、東京東海の従来予想を含む3社平均)の15億円を上回る。売上高、営業利益予想ともに下方修正したが、コンセンサス平均は上回る。
会社側は24年に公表した中期経営計画によれば、今期の連結決算は純利益が会社計画の前期比13%増の12億円になる見通し。コンセンサス平均はこれを上回っている。
IGポートは11日大引け後、25年5月期(前期)の連結決算を発表する。会社計画によれば前期は3期ぶりに減益となり、純利益は前の期比3%減の11億円になったようだ。
会社計画(中計) | 市場予想(旧) | 市場予想(新) | |
売上高 | 138億円 | 151億円 | 148億円 |
前期計画比/ 会社比 | +6.4% | +9.9% | +7.8% |
経常利益 | 20億円 | 23億円 | 22億円 |
前期計画比/ 会社比 | +21.7% | +10.5% | +7.5% |
純利益 | 12億円 | 15億円 | 15億円 |
前期計画比/ 会社比 | +13.5% | +20.5% | +19.7% |
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