IGポートの今期、純利益64%増の13.5億円 来期は大幅減益へ
namiten
【東京本局 = 東証】(スタンダード、3791、連結)IGポートは11日、26年5月期(今期)の連結純利益(日本基準)が前期比64%増の13.5億円になりそうだと発表した。QUICKコンセンサス(4社)の15.3億円は下回るが、前期に策定した中期経営計画の12.6億円は上回る。売上高は同8%増の157億円、営業利益は同25%増の17.9億円になる見通しだ。映像制作事業は3期連続で営業赤字をもがく見込み。版権収入も営業減益を見込むが、新セグメントの商品販売事業が前期比2.5倍と下支えする。
あわせて、今期の年間配当を17円とする方針を取締役会で決議した。中間無配・年17円配とし、25年5月期(前期)実績を6円上回る。きょう終値をもとに算出した年間配当利回りは0.8%となる。
同日発表した前期の連結決算は、純利益が前の期比28%減の8.2億円だった。市場予想の12.1億円を下回った。
毎期ローディング形式で中期経営計画を公表する方針も明らかにした。28年5月期を最終年度とする今回の中計は、27年5月期の連結純利益が今期計画比6割減の4.6億円になる見通しだと発表した。
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