ニュース

アスクル、5〜8月期は5割減益か 物流再編が引き続き重荷、市場の目厳しく

namiten

【東京本局 = 東証】(プライム、コード2678、正午)アスクルは16日、25年5月21日〜25年8月20日期の連結決算を発表する。QUICKコンセンサス(3社)によると、営業利益は前年同期比50%減の12億円になる見通しで、同期間としては18年5〜8月期につけた1億円の赤字や19年5〜8月期の14億円の黒字以来の規模にとどまる見通しだ。売上高は同2%増の1213億円、純利益は同54%減の7億円になったようだ。物流事業の再編費用がかさむ。

足元の単体売上高(6〜8月の合計)は前期比3%増と堅調だ。来期の業績回復に向け顧客単価の改善に向けた推移や、売上高の伸長が伴っているかが鍵となる。

26年5月期(今期)の連結決算は、営業利益が前期比2割減の110億円になる見通し。市場予想(7社)の121億円を9%下回る水準だ。売上高は同3%増の5000億円を見込むが、市場予想は4954億円と達成を慎重に見ている。

QUICKコンセンサスによると、市場は今期計画発表前に6%増益を見込んでいた。足元では11%減益に転換するなど市場からの目は厳しい。8月には発行済みの5.2%にあたる500万株の自社株買いを完了したが、株価は24年5月以降下げトレンドが続いており、1600円前後で推移している。目標株価平均は5月末から5%下落し、1480円と足元の株価を下回る。市場の評価改善が急務だ。

※SNSシェアの場合、必ず利用規約をご確認ください。
コンテンツの翻案、リンクを含まない引用・スクリーンショットの共有は法律・法令、当サイト利用規約で禁止されています。
サイト内PR

Google Newsでnamiten.jpをフォロー

広告
namiten.jp
namiten.jp
広報
namiten.jp広報班にお問い合せがある場合、以下の通りお願いします。

当サイト掲載情報について、法的請求がある場合…お問い合わせへ
当サイト掲載情報について、不備や依頼等がある場合…メール、Twitter DM等
広告
記事URLをコピーしました