住信SBI、今期純利益20%増 市場予想下回る
namiten
【東京本局 = 東証】(スタンダード、コード7163、連結)ネット銀行大手の住信SBIネット銀行は9日、26年3月期(今期)の連結純利益が、前期比20%増の340億円になりそうだと発表した。QUICKコンセンサス(7社)の401億円を15%下回るが、9期連続で最高益を更新する。一方、25年3月期(前期)の決算は市場予想トントンと強弱入り混じる内容となっており、前場中ごろの取引で同社株は売買が交錯している。
また、今期の年間配当を22円50銭とする方針を取締役会で決議した。従来は未定だった。中間11円、期末11円50銭とし、前期実績を3円50銭上回る。前期は年19円配と、従来の18円50銭から小幅に積み増した。
同日発表した前期の連結決算は、純利益が前の期比13%増の281億円だった。売上高は同23%増の1465億円、経常利益は同9%増の381億円だった。いずれも上場来、過去最高だった。有価証券の評価損益は390億円のマイナスだった。24年3月期(前々期)の225億円のマイナスから拡大した。
国内最大手級のBaaS事業は業務粗利益が前の期比43.8%増の127億円、経常利益が同30.1%増の47億円と大幅増収増益となった。デジタルバンク事業は粗利益が同7%増、経常利益が同7%増だった。
25年3月期 | 市場予想 | 会社計画 | |
売上高 | 1465億円 | ー | ー |
前期比/予想比 | +23.6% | ー | ー |
経常利益 | 381億円 | 575億円 | ー |
前期比/予想比 | +9.6% | +50.7% | ー |
純利益 | 281億円 | 401億円 | 340億円 |
前期比/予想比 | +13.2% | +42.6% | -15.3% |

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